Apple Watch Series 8用らしき体温測定センサーの特許取得
Appleが現地時間2022年8月10日、米国特許商標庁(USPTO)において、Apple Watch Series 8用らしき体温測定センサーの特許を取得しました。
温度センサーと差動温度プローブを利用
Appleは、Apple Watch Series 8シリーズに体温測定センサーを搭載し、ユーザーの体温が平熱よりも高い場合に発熱していることを通知する機能を搭載すると噂されています。
Appleが今回取得した特許は、同機能を実現するためにApple Watch Series 8シリーズに搭載されるものを説明している可能性があると、MyHealthyAppleは伝えています。
Appleが取得した特許は、「携帯電子機器における温度検知技術」というもので、温度センサーと差動プローブを用いて互いの測定結果を参照しながら、正確な温度(ユーザーの体温)を測定しようとするものです。
特許の主な内容
この特許に記された機構を用いたデバイスの筐体には、温度センサーと差動プローブを含む温度検知システムが搭載されます。
差動プローブは、2カ所の基板に接続されます。1カ所目は温度センサーに、2カ所目はデバイスの金属層(Apple Watchであれば裏面か)に接続されます。
温度センサーで測定された温度は、測定温度1として扱われます。さらに差動プローブを用いて、測定温度2が求められます。
最終的に、測定温度1と2を参照し、それをもとに正確な温度(体表面温度)を求めると、本特許の概要欄に記されています。
MyHealthyAppleは、今回の特許に記された機構は、薄膜を用いるなど小型化・薄型化が意識されており、小型デバイスにおいて各部品間の空きスペースに配置するのに向いていると説明しています。
Source:USPTO via MyHealthyApple
Photo:Apple Hub/Facebook
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