Google、スマートスピーカーの特許侵害でSonosを提訴〜クロスライセンス狙い?

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    Googleがスマートスピーカーに関する特許をめぐり、Sonosを提訴しました。
     
    Googleは以前、Sonosからの訴訟で敗訴し自社製スマートスピーカーの機能を制限されています。

    ホットワード検出に関する特許侵害で訴訟を起こす

    The Vergeによると、Googleは同社のスマートスピーカーに関する7つの特許を侵害したとして、Sonosに対して2つの訴訟を起こしました
     
    特許侵害を訴えている内容の多くは「OK, Google」、「Hey, Siri」、「Alexa」に代表されるホットワード(ウェイクワードとも)の検出に関するものです。
     
    たとえばホットワード検出とワイヤレス充電に関する特許や、複数のスマートスピーカーがある場合のホットワード検出に関する特許が含まれています。
     
    Googleはさらに、Sonos製品の輸入禁止をアメリカ国際貿易委員会(United States International Trade Commission)に求める予定です。

    Sonosに敗訴したGoogle

    Googleは以前、Sonosからの特許侵害に関する訴訟で敗訴しており、グループ化されたスマートスピーカーの音量調整を一括しておこなえなくなるなど、機能制限をせざるを得ませんでした。
     
    今回の訴訟でGoogleが勝利した場合、Sonosも同様に機能制限の適用を余儀なくされるかもしれません。
     
    あるいは、GoogleとSonosがクロスライセンスを締結し、Google側の機能制限が解除される可能性もあるでしょう。
     
    消費者としては後者を期待したいものです。

     
     
    Source: The Verge via 9to5Google
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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