Microsoft、Windows 11 22H2でなぜか起動音の音質を下げる

Windows 11 22H2のロゴ

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誰もが当たり前のように聞いているOSの起動音ですが、Windows 11の起動音の音質がなぜか次期バージョンで下げられるそうです。
 
ビットレートが33%低くなるようですが、その理由は明らかにされていません。

起動音のビットレートが2,304kbpsから1,536kbpsに低下

TwitterユーザーのXeno氏(@XenoPanther)は、Windows 11の起動音の音質が次期バージョンの22H2(Sun Valley 2)で現行バージョンよりも下げられていることを発見しました。
 


 
Windows 11の起動音は、すでにお使いの方にはおなじみのこの音です:
 

 
この音を収録したオーディオファイルのビットレートが、現行バージョンの2,304kbpsに対して22H2のリリース候補であるBeta Channelのビルド22621では1,536kbpsと約33%低下しています。
 
単に音質が下がっただけでなく、波形を確認すると音が出始めるタイミングが少し遅くなったようです:
 
Windows 11の起動音の波形比較

起動音がハイレゾでなくなる?

今のところMicrosoftが起動音のオーディオファイルを変更した理由は不明です。
 
2,304kbpsはステレオ音源の場合48kHz/24-bitのWav形式オーディオファイルに相当し、ハイレゾ品質といえます。
 
一方、1,536kbpsは48kHz/16-bitに相当し、CDよりも少しだけ音質がよいビットレートです。
 
ただ、一般的なPCのスピーカーではこのビットレートの差を聞き分けるのは難しいでしょう。

 
 
Source: Xeno/Twitter via Neowin
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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