サブスク事業への移行でAppleは3兆ドル企業になる〜モルガン・スタンレー

    Apple ロゴ Peek Performance

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    Appleが現在のハードウェア中心のビジネスモデルから、サブスクリプションサービスなどへと比重を移していくことで、時価総額は3兆ドルに達すると、モルガン・スタンレーのアナリストが顧客向けのメモにおいて述べています。

    サービス事業に軸足を移すことで時価総額3兆ドルに

    Appleのサービス事業は年々成長を続けていますが、同社の売上の中心がiPhoneなどのハードウェア事業であることに変わりはありません。
     
    しかし今後、サービス事業へと軸足を移していくことにより、株価は200ドルを超え、時価総額は3兆ドル以上になるというのが、モルガン・スタンレーの見方です。

    インストールドベースを最大限にマネタイズするビジネスモデルへ

    同社のアナリストであるエリク・ウッドリング氏は「Appleのビジネスモデルは、ハードウェアの出荷台数を最大限に伸ばすというものから、インストールドベースを最大限にマネタイズする方向へ移行しつつある」と述べ、AppleがiPhoneの販売台数を報告するのをやめ、サービス売上とインストールドベースの数字を発表するようになった理由のひとつは、このビジネスモデルの変化にある、としています。
     
    ウッドリング氏によれば、AppleユーザーがAppleの製品もしくはサービスに1日2ドルを費やせば時価総額3兆ドルは実現するとのことで、米国のiPhoneユーザーについてはすでに「1日2ドル」は達成されているのだそうです。
     
    実際Appleは、2022年1月3日に、短時間ながら時価総額3兆ドルを達成しています。

     
     
    Source:Bloomberg
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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