Netflix、契約者の解約が増加〜2022Q2に360万人が解約か
2022年第1四半期(1月〜3月)におけるNetflixの解約者数が360万人にも上っていることが、調査会社の調べで明らかになりました。
360万人が解約か
Netflixは2022年4月、株主向けのメモにおいて、2022年第1四半期に20万人の契約者を失っており、4月〜6月の四半期にもさらに200万人が解約する可能性があることを明らかにしました。
しかしThe Informationが入手した調査会社Antennaのデータから、第1四半期の契約解約者数は360万人に上っており、しかも3年以上の長期契約者が、解約者全体に占める比率が上がっていることが判明しました。
長期契約者の解約が加速
調査データによると、2020年第1四半期時点では、解約者数全体に占める1年未満の契約者数の比率は69%で、3年以上の契約者数の比率は5%でした。
しかし2022年第1四半期には、解約者数全体に占める1年未満の契約者の比率は60%に下がり、一方で3年以上の長期契約者数の比率は13%へと上昇しています。
つまり、長くNetflixを愛用してきたユーザーのNetflix離れが進んでいることを意味します。
動画配信サービス市場自体は拡大傾向
Netflixが緩やかに利用者を失う一方で、動画配信サービス市場そのものは拡大傾向にあります。たとえば競合するParamount+、 Peacock、Disney+の、2022年1月〜4月の加入者数は増加しています。
なおAntennaの調査報告書においてApple TV+は取り上げられていませんが、同社はNetflixのユーザー離れの原因は料金の値上げとオリジナルコンテンツ不足にあると見ており、9to5Macは料金面そして独自コンテンツにおいて、Apple TV+は十分対抗しうるポジションにあると記しています。
Source:The Information via 9to5Mac
(lunatic)