次世代AirPods Proに採用?新規格Bluetooth LE Audioの仕様確定

    Apple AirPods Pro

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    Bluetoothの新規格「Bluetooth LE Audio」の仕様確定が発表されました。省電力で高い安定性を誇る注目の新コーデックLC3とともに、AirPods Pro(第2世代)に採用される可能性があります。

    2020年に発表されていたBluetooth LE Audio

    現地時間7月12日、Bluetoothの規格を制定する業界団体Bluetooth SIGが、Bluetooth LE Audioの仕様が確定したと発表しました。
     
    Bluetooth LE Audioは2020年1月に発表された当時は、同年末には対応製品が発売される計画でしたが、その後のコロナ禍により計画に遅れが生じていました。
     
    規格が確定したことにより、各メーカーはBluetooth LE Audio対応製品を発売可能となります。

    注目のLC3コーデック、iOS16に記述

    Bluetooth LE Audioには、複数の要素が含まれていますが、なかでもLC3(Low Complexity Communication Codecの略)コーデックはロスレスに対応する高音質、省電力、通話音質の向上、高い安定性といった特徴をもつほか、複数のイヤホンを1台のスマートフォンに接続することも可能な、注目の技術です。
     
    LC3は、AirPods Proのファームウェアに加えて、iOS16の開発者向けベータからも記述が発見されており、AppleはAirPods MaxをLC3に対応させることを検討しているとみられます。AirPods MaxでLC3を試した開発者は、通話音質が改善したと報告しています。
     
    音楽や映画の再生でLC3の真価を引き出すにはBluetooth 5.2への対応が必要ですが、AirPodsシリーズが対応しているのはBluetooth 5.0です。
     
    米メディア9to5Macは、今年後半の発売が噂されるAirPods Pro(第2世代)(コードネームB698)ではBluetooth 5.2とLC3に対応し、バッテリー持続時間が改善するのではないか、と報じています。
     
     
    Source:The Verge, 9to5Mac
    Photo:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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