ガラケーは死なず〜一定の需要によりフィーチャーフォンの出荷台数は安定推移

フィーチャーフォン(ガラケー)の画像

フィーチャーフォン(ガラケー)の画像
 
最近はスマートフォンの低価格が進み、携帯電話市場はほぼスマートフォンで占められています。
 
この状況のなかで日本ではガラケーと呼ばれるフィーチャーフォンは死にかけているのかと思いきや、アメリカでは一定の需要により出荷台数が安定推移しているそうです。

シェアは2%ながら出荷台数は安定

調査会社のCounterpointによると、現在のアメリカ携帯電話市場におけるフィーチャーフォンのシェアはわずか2%だそうです。
 
このまますべてスマートフォンに置き換わっていくのかと思いきや、フィーチャーフォンの出荷台数は安定しているといいます。
 
その理由は耐久性の高いタフな携帯電話を必要とする人々の存在です。
 
農業、鉱業、建設業などに従事する人々は、大きなガラス製スクリーンを持ち壊れやすいスマートフォンよりもフィーチャーフォンを好むといいます。
 
また、電話やSMSができれば十分という層も一定数おり、フィーチャーフォンの出荷台数安定に寄与しているようです。

フィーチャーフォンの新たなユースケースも

フィーチャーフォンには新たなユースケースも生まれているといいます。
 
たとえば故障や紛失のリスクを考慮して旅行用に使用したり、スマートフォンから自分を切り離すためのセカンドデバイスとして利用したりといった用途に使われているとのことです。
 
フィーチャーフォンの今後についてCounterpointは、大きく出荷台数が伸びることはないとしています。
 
しかしながら、そのシンプルなデザイン、手頃な価格、頑丈さにより安定した需要があり、今後も引き続き販売され続けるとのことです。

 
 
Source: Counterpoint
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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