M2 Pro/Max/UltraやM3搭載製品が18カ月以内に発表、モデム開発で問題

M2 Pro Ultra Max AH
 
Bloombergのマーク・ガーマン記者が、M2 Pro、M2 Max、M2 UltraやM3搭載製品の発表見込み、Apple独自開発5Gモデルの課題、iPhone14やApple Watch Series 8に現行モデルと同じシステム・オン・チップ(SoC)が搭載される理由を伝えています。

新しいAppleシリコンや5Gモデムについて

ガーマン記者は、M2 Pro、M2 Max、M2 UltraやM3搭載製品が今後18カ月以内に発表されると述べています。
 
Appleがこれらの新しいAppleシリコンの開発に注力したことが、iPhoneやApple Watch用SoC、5Gモデム開発の遅れを招く要因の1つになったと同記者は指摘しています。
 
Appleが5Gモデムの開発に難渋している理由についてガーマン記者は、2019年に開発が始まったが発熱問題が解消されていないとし、実製品に搭載されるのは最も早くても2024年と予想しています。

iPhone14シリーズとApple Watch Series 8のSoC

ガーマン記者の情報では、iPhone14とiPhone14 MaxにはA15 Bionicが搭載され、A16が搭載されるのはiPhone14 Proシリーズのみになるとのことです。
 
また、Apple Watch Series 8に搭載されるS8は、S6やS7と同じ仕様と同記者は伝えていました。

TSMCのプロセスノードが影響

ガーマン記者はこれらのAppleシリコンの開発と製造について、製造委託先であるTSMCのプロセスノードに左右されることを課題に挙げています。
 
TSMCの3nmプロセスによるAppleシリコン量産開始が遅れているとの報道がありましたが、それ以外に製造コストが上がっていることが、A16をiPhone14シリーズ全モデルに搭載できないことや、Apple Watchに同じ仕様のSoCを搭載し続けることに繋がっているようです。
 
 
Source:Power On
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)

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