Samsung、次期折りたたみスマホにATLのバッテリー採用を検討か

    ATL

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    Samsungが同社の次期折りたたみスマートフォンに、Amperex Technology Limited (ATL)のバッテリーを採用することを検討しているようです。韓国メディアThe Elecが報じています。

    Galaxy Note 7 の発火問題の原因となったバッテリー

    SamsungはこれまでGalaxy Z Fold/Flipには、ATLのバッテリーを採用したことはありませんでした。
     
    ATLというと、2016年に発火・爆発問題でリコールとなったGalaxy Note 7に搭載されていたのが同社製のバッテリーでした。
     
    Samsungは2017年に、Galaxy Note 7の過熱による発火問題の原因は、ATL製バッテリーだったと発表しています。

    iPhoneもATL製バッテリーを搭載

    しかしそれでATLとSamsungの関係が終了したかというとそんなことはなく、ATLはGalaxy AおよびMシリーズ向けにバッテリーを供給しています。
     
    また昨年からはフラッグシップモデルであるGalaxy S21向けにもバッテリーの供給を開始しています。ちなみにAppleのiPhoneも、ATL製のバッテリーを搭載しています。

    コスト削減が理由か

    ただし折りたたみスマホのGalaxy Z FlipとZ Foldシリーズについては、Samsung SDI製のバッテリーが採用されてきました。

     
    Samsungが折りたたみスマホへのATL製バッテリーの搭載を検討しているのはコスト削減のためだろうと、The Elecは推測しています。

    LG Energy Solutionも候補に

    なおSamsungは折りたたみスマホのバッテリーについては、LG Energy Solutionからの供給も計画しているようです。
     
    LG Energy SolutionはGalaxy Note 10から、Samsungのスマホ向けにバッテリーを供給しています。

     
     
    Source:The Elec
    Photo:ATL
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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