Android、3年半でシェアを約8%ポイント落とす~iOSは約6%ポイント増

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    スマートフォン用のOSはGoogleのAndroidとAppleのiOSの2つで市場をほぼ独占していますが、ここ3年ほどでAndroidが大きくシェアを落としたようです。
     
    2018年から2021年の間にAndroidは約8%ポイントシェアを落としたという統計が発表されました。

    iOSにシェアを奪われたAndroid

    StockAppsが調査会社のStatistaのデータを引用して伝えたところによると、Androidは過去最高のシェアを記録した2018年7月(77.32%)に対し、2022年1月は69.74%と、3年半で7.58%ポイントシェアを落としました
     
    スマホ向けOSのシェア推移
     
    これに対しiOSは19.4%から24.49%にシェアを伸ばしています
     
    StockAppsはこの原因として、スマートフォン市場での競争の激化が原因としています。
     
    Appleは5G通信対応のiPhone12シリーズやiPhone13シリーズが好調でした。
     
    ただ、Androidはオープンソースというアドバンテージや、搭載スマートフォンが手頃な価格であることから、何か特別なことがない限りAndroidのシェアをiOSが上回ることはないだろうとStockAppsは考えています。

    地域ごとに異なるOSのシェア

    スマートフォン向けOSのシェアは地域ごとに傾向が異なります。
     
    たとえばアフリカでは84%がAndroidでiOSは約14%しかシェアがありません。
     
    また、アジアではAndroidが81%でiOSは18%、南米では90%と10%です。
     
    これに対し、北米とオセアニアではiOSが54%と優勢で、ヨーロッパでもiOSが30%のシェアを持っています。
     
    StatCounterによると日本ではiOSが70%近いシェアを持つとされ、今回の世界的な統計とは真逆です。

     
     
    Source: StockApps via Gizchina
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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