AppleのクックCEO、プライバシー会議でアプリのサイドローディングへの反対を強調

    ティム・クック

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    米ワシントンD.C.で開催されたGlobal Privacy Summitに登壇したAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、iPhoneへのアプリのサイドローディングを許可するよう規制当局から圧力がかかっているが、ユーザープライバシーの侵害に繋がりかねない、と反対意見を述べました。

    プライバシーが損なわれない規制の進め方を切望

    サイドローディングとは、アプリを公式なアプリストアを介さずともデバイス上で使用可能とするもので、AndroidではAPKファイルを有線および無線で転送することで、Google Playストアに掲載されていないアプリを直接デバイスで使うことができるようになります。
     
    サイドローディングはアプリ開発の際などに便利ですが(iOSではTestFlightアプリを介してベータ版アプリを配布する必要あり)、AppleのクックCEOは、サイドローディングは「アプリのトラッキングの透明性(ATT)」を回避することに繋がり、ユーザーはプライバシーとセキュリティ上のリスクに晒される、と強く反対しています。
     

    ここワシントンや他の場所で、政策立案者は競争の名の下に、Appleにサイドローディングと呼ばれるプロセスでApp Storeを迂回してアプリをiPhoneに入れられるよう強制する措置を取ろうとしています。これは、データハングリーな企業が我々のプライバシールールを回避し、ユーザーの意思に反して再び追跡可能となることを意味します。また、悪質な業者に包括的なセキュリティ保護を回避する方法を提供してしまい、ユーザーとの直接接触を許してしまう可能性もあります。

     
    クックCEOは、その過程の中でプライバシーが損なわれないような規制を進め方を望んでいる、と主張しています。
     

     
     
    Source:MacRumors
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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