Dimensity 8100、SD8Gen1を超えるゲーム性能を低い消費電力で達成

Redmi K50の画像

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MediaTekの新型ハイエンド システム・オン・チップ(SoC)であるDimensity 8100は高いポテンシャルを秘めているようです。
 
ゲームを使ったベンチマークにおいてSnapdragon 8 Gen 1を超える性能を低い消費電力で達成しました。

Apex LegendsでM1チップやSnapdragon 8 Gen 1と同等のフレームレートを発揮

TwitterユーザーのGolden Reviewer氏によると、MediaTek Dimensity 8100を搭載したRedmi K50はスマートフォンゲームのApex Legendsで59.5fpsという平均フレームレートを達成しました。
 


 
このフレームレートはQualcommのフラッグシップSoCであるSnapdragon 8 Gen 1の結果(57.4fps)を上回っています。
 
Dimensity 8100のフレームレート
 
この表ではM1チップ搭載iPad Airの結果も紹介されていますが、iPad Airはより高い解像度でこのゲームを動作させているため単純比較はできません。
 
また、Snapdragon 8 Gen 1がシーンによってはフレームレートを大きく落としているのに対し、Dimensity 8100は安定したフレームレートを保っています
 
Dimensity 8100のフレームレートの変化

電力効率もSnapdragonより上

さらに、このゲームを動作させたときのDimensity 8100の平均消費電力は3.7ワットと、Snapdragon 8 Gen 1の5.4ワットよりも30%以上低いです。
 
チップの温度もDimensity 8100の39.0度に対してSnapdragon 8 Gen 1は44.8度と、Dimensity 8100のほうが低くなっています。
 
この結果からは、Dimensity 8100を搭載したスマートフォンはコストパフォーマンスが高いといえるかもしれません。

 
 
Source: Golden Reviewer/Twitter via Notebookcheck
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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