Exynos版Galaxy S22、SD8Gen1版よりもバッテリーの持ちが悪い

    Galaxy S22 Ultraの画像

    Galaxy S22 Ultraの画像
     
    Samsungの新型フラッグシップスマートフォンであるGalaxy S22シリーズには、システム・オン・チップ(SoC)として自社製のExynos 2200とQualcomm製のSnapdragon 8 Gen 1を搭載しているものがあります。
     
    これらは出荷する地域によって使い分けられていますが、先日明らかになった性能差に加え、バッテリーの持ちや動画撮影性能でもExynos版はSnapdragon版に劣ることがわかりました。

    バッテリーの持ちが悪いExynos版Galaxy S22 Ultra

    TwitterユーザーのGolden Reviewer氏(@Golden_Reviewer)は、Exynos 2200を搭載したGalaxy S22 UltraSnapdragon 8 Gen 1を搭載したGalaxy S22 Ultraのバッテリー持続時間を比較した結果を投稿しました。
     
    それによると、明らかにExynos版の方がバッテリーの持ちが悪かったそうです。
     


     
    比較結果を項目別に見ても全体的にExynos版の方がバッテリーをより多く消費しており、特に常時点灯ディスプレイ(Always On Display, AOD)をオフにしてスタンバイ状態にした時の差が大きくなっています。
     
    Exynos版とSnapdragon版のGalaxy S22 Ultraのバッテリー持ち時間比較
     
    ただ、あまりにも差が大きいため、Exynos版のソフトウェア不具合が原因である可能性も考えられるでしょう。

    Exynos版は動画撮影時にぶれが発生

    また、Golden Reviewer氏は動画撮影性能についても差があると述べています。
     
    Exynos版はSnapdragon版では発生しない画像のぶれが発生するとのことです。
     


     
    この問題はExynos 2100搭載のGalaxy S21シリーズでも生じていたとされており、Exynos 2200と2100の共通回路あるいは共通ソフトウェアの問題と考えられます。
     
    Exynos 2200については期待されていたGPU性能もSnapdragon 8 Gen 1に劣るというベンチマーク結果が登場しており、地域によって同じGalaxy S22シリーズでも異なるユーザー体験になるかもしれません。

     
     
    Source: Golden Reviewer/Twitter (1), (2) via Notebookcheck
    (ハウザー)

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