世界のモバイル通信速度、5G導入前後で比較〜日本の下り速度は世界10位 - iPhone Mania
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2022年2月17日 00時22分

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世界のモバイル通信速度、5G導入前後で比較〜日本の下り速度は世界10位

Apple 2020年10月イベント


 
モバイルネットワーク調査会社のOpensignalが、世界のモバイル通信速度5G登場前後で比較したレポートを公開しました。5Gの導入後には、世界的に通信速度の向上が進んでいます。ダウンロード世界最速は韓国で、日本は世界10位でした。現時点では5G通信のメリットをユーザーが享受しきれていない状況も見えます。

5G導入後、下り通信速度は大幅向上。日本は48.7Mbps

5Gの商用サービスは、2019年中盤に韓国とアメリカで開始され、世界各地でサービス地域が拡大しました。
 
以下のグラフでは、ダウンロード速度を5G導入前(2019年1月〜3月)を水色、2021年10月〜12月をオレンジで示しています。
 
2021年の時点で、最もダウンロードが速かったのは韓国(129.7Mbps)でした。2019年初めの52.4Mbpsも高速でしたが、さらに高速化を果たしています。
 
2021年10月〜12月のダウンロード速度2位以下は、ノルウェー(78.1Mbps)、3位はオランダ(76.5Mbps)、カナダ(64.1Mbps)などが続いています。
 
日本は10位で、2021年10月〜12月は48.7Mbps、5G導入前の2019年初めは33.0Mbpsでした。
 
Opensignal 5G 2022年2月
 

5G提供開始時期で速度の変化を比較

5Gサービスの開始時期を以下の3段階に分けて、2019年第1四半期と2021年第4四半期でダウンロード速度の変化を比較したのが以下のグラフです。
 

  • 初期:2019年〜2020年前半に複数の事業者が5Gサービスを開始(濃い水色)
  • 後期:2020年後半以降に5Gサービスを提供開始(薄い水色)
  • 5G未提供:2021年末の時点で5Gの商用サービス未提供(斜線)

 
左のグラフは通信速度の変化を示しています。変化が最も大きかったのは韓国(5G初期)で、2019年初めから2021年末にかけて77.3Mbpsの高速化を実現しています。
 
日本(5G初期)は、2019年初めから2021年末にかけて15.7Mbps高速化しています。
 
右のグラフは変化率を示しています。変化率ではイラク(5G未提供)で、4Gなどでの通信ながら1,132%と大幅に変化しています。日本の高速化率は148%でした。
 
絶対的な速度向上は5G提供地域が上位となっている一方、相対的な向上率では、上位に5G未提供地域が目立っています。
 
Opensignal 5G 2022年2月
 

5Gの普及でモバイル回線の低速化は緩和

5Gは通信の混雑による影響を受けにくい特徴があります。1日のうち最も通信が低速化する午後8時〜9時のダウンロード速度を、2018年と2021年で比較したのが以下のグラフです。2019年よりも2021年の速度が向上していれば、混雑する時間でも5Gの効果により高速化しています。
 
混雑する時間帯でも2021年に最も高速だったのは韓国(80.3Mbps)で、2018年の38.5Mbpsから2倍以上高速化しています。
 
日本は、2021年に40.2Mbpsで、2018年の21.5Mbpsから2倍近く高速化しており、混雑する時間帯でも高速通信が可能となっています。
 
Opensignalは今回のデータについて、世界的なパンデミックの状況でも夜にモバイル回線が低速化する傾向がコロナ前と変わらないのは興味深い、と指摘しています。
 
なお、現在モバイル回線が混雑する主な原因となっているのは動画によるトラフィックです。
 
Opensignal 5G 2022年2月
 

ユーザーはまだ、5Gの本当のメリットを体感できていない?

下のグラフのうち、5Gの恩恵をユーザーが体感できているかを検証する観点で、低遅延やパケット損失の少なさ、波形の乱れの小ささが要求されるマルチプレイヤーのモバイルゲームをプレイした際のユーザー体験を100点満点で示したのが左のグラフです。5G利用可能地域は塗りつぶし、5G未提供地域は斜線で示されています。
 
ゲーム体験のスコア上位には、5G利用可能地域(水色)が並んでいます。トップは韓国で、88.5点でした。以下オランダ、チェコ、デンマーク、シンガポールと続き、日本は8位(78.4点)でした。
 
いっぽう、2020年第1四半期と2021年第4四半期でゲーム体験のスコア変化率を比較した右のグラフを見ると、トップのアラブ首長国連邦(UAE)の169%から4位までは5Gが利用可能ですが、5位から8位のイラク、エチオピア、インド、カンボジアでは5G未提供ながらスコアが向上しています。
 
ユーザーが5Gのメリットを体感できていない現在の状況についてOpensignalは、現在広く利用されている5Gネットワークでは、まだ低遅延などのメリットを活かしきれていないため、と説明しています。
 
Opensignal 5G 2022年2月
 

3月にはiPhone SE(第3世代)も5G対応に?

iPhoneシリーズは、2020年秋に発売されたiPhone12シリーズで5Gに対応しました。
 
現在販売されているiPhone SE(第2世代)は5G未対応ですが、2022年3月のイベントでの発表が噂されるiPhone SE(第3世代)では5Gに対応するのではないかとみられています。

 
 
Source:Opensignal via 9to5Mac
(hato)

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