第6世代iPad miniの「ゼリースクロール」問題が集団訴訟に発展

    ipad mini 6

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    最新iPad miniの画面が揺れるバグ、いわゆる「ゼリースクロール」問題が、米国で集団訴訟に発展したことが明らかになりました。

    不正なマーケティングと販売を行ったと提訴

    コロラド在住のクリストファー・ブライアン氏は現地時間2月9日、AppleはiPad mini(第6世代)「ゼリースクロール」問題を認識していたにも関わらず、不正にマーケティングおよび販売を行ったとして、集団訴訟を起こしました。
     
    「ゼリースクロール」問題とは、iPad mini(第6世代)の発売直後に発見された、画面の片方のリフレッシュがもう片方よりも遅いことで、画面が揺れているように見える不具合のことです。あるユーザーが、購入したデバイスを交換してもらうためApple Storeを訪れたところ、すべてのデバイスに同様の現象が起こっていた、と報告しています。

    原因は安価なディスプレイパネル?

    iPad Airのディスプレイボードが水平に取り付けられているのに対して、iPad miniのディスプレイボードは縦に配置されており、これが画面揺れが認識されやすくなる原因になっている、とデバイス分解で知られるiFixitは分析しています。Airのようにボードが水平に配置されていると、スクリーンの更新ラグが縦に生じるため、スクロールと同期して気づきにくくなるそうです。
     
    iPad miniで画面揺れが目立つ他の原因として、単に安価なディスプレイが使用されている可能性も拭えない、とiFixitはコメントを付け足しています。
     
     
    Source:MacRumors
    Photo:Apple
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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