iPad mini(第6世代)でスクロール中に画面が揺れる問題が報告

“ゼリースクロール”と巷で名付けられた、新型iPad miniに生じる謎の現象が報告されています。画面の片方のリフレッシュがもう片方よりも遅いことで、画面が揺れているように見える問題だそうです。
【2021/9/30 18:50追記】“ゼリースクロール”現象について、Appleの公式見解では、液晶ディスプレイの正常な動作であると明らかにしています。一方でApple製品の分解レポートなどで知られるiFixitは、iPad mini(第6世代)の内部構造に問題があると指摘しています。
すべてのデバイスに同じ問題が生じている?
iPad mini(第6世代)をポートレート状態で持つと、画面の右側が左側よりもリフレッシュが速く、逆さまにすると左側が右側よりも速くリフレッシュされる問題が報告されています。
あるユーザーが、購入したデバイスを交換してもらうためApple Storeを訪れたところ、すべてのデバイスに同様の現象がみられたとのことです。
興味深いのは、ランドスケープ状態ではゼリースクロールが若干緩和されることです。
米メディアThe Vergeのリポーターのディーター・ボーン氏は(@backlon)は、問題の現象をスローモーションで撮影し、動画を投稿しています。
Here is is slow-mo video of scrolling on the iPad Min i slowed down EVEN MORE in a frame-by-frame step through. Notice how the right moves up faster than the left.
In normal usage you barely see it, but every now and then it become noticeable. In landscape it goes away entirely pic.twitter.com/iq9LGJzsDI
— Dieter Bohn (@backlon) September 22, 2021
何が問題を引き起こしているのかは不明
液晶パネル、画面コントローラー、ファームウェア/ソフトウェアのうち、どれが問題を引き起こしているのかはまだわかっていないようです。
米メディア9to5Macは、ゼリースクロール問題が新型iPad miniの購入をあきらめる理由になるかどうかはその人次第、とコメントしています。
Source:9to5Mac
(lexi)