米Amazon、プライム会員費を値上げ。年会費は139ドルに引き上げ
米Amazonは現地時間2月3日、2021年第4四半期(10月〜12月)決算報告で、プライム会員の料金を値上げすると発表しました。米国のプライム会員の料金は、月額13ドル(約1,500円)から月額15ドル(約1,700円)へ、年額119ドル(約14,000円)から年額139ドル(約16,000円)に引き上げられ、2018年以来の値上げとなります。
米Amazon、プライム会員の料金を値上げ
新規のプライム会員には2月18日から、既存プライム会員には3月25日以降の更新から新価格が適用されます。
Amazonは値上げの理由に、賃金や交通費の上昇、プライム会員特典の継続的な拡充をあげています。前回の値上げの際と同様、Amazonプライム・ビデオに関するコストの増加も、値上げの一因だと考えられています。米メディアHollywood Reporterによると、Amazonプライム・ビデオで配信予定のテレビドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」のシーズン1には、約4億6,500万ドル(約534億円)が費やされると予想されています。
映画配給会社MGMの買収も含めると、Amazonはメディア関連に多額の費用をかけていることは明らかです。その一方で、同社の純利益は2021年に約57%増となる334億ドル(約4兆円)となっており、少なくとも財政難から今回の値上げが行われたわけではないと思われます。
Source:Amazon,Hollywood Reporter,Variety via Engadget
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