2022年1月30日02:29公開

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Spotifyがワクチンデマで炎上、Apple Musicに思わぬ追い風


 
音楽ストリーミング市場でシェア1位をひた走るSpotifyに対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)絡みで、思わぬ“キャンセルカルチャー”の逆風が吹いています。

Apple Musicに思わぬ追い風

ワクチンについて誤った情報を流しているとされるジョー・ローガン氏のポッドキャストが、Spotifyで公開されていることを問題視し、アーティストのニール・ヤングが自身の楽曲を取り下げるよう要求したことが発端です。ヤングが誤った情報を拡散するプラットフォームから自身の楽曲を削除して欲しいと伝えたことを受け、Spotifyはアルバムを削除しました。
 
しかし、事態はここで終わりませんでした。Twitterではハッシュタグ“#cancelSpotify”がトレンドとなり、ニール・ヤングに追従するムーブメントが発生したのです。
 
ストリーミング市場ではSpotifyの後塵を拝するApple Musicも、ここぞとばかりにアプリ内で「We Love Neil(我々はニールを愛している)」セクションを作成、Twitterでも「ニール・ヤングの家。彼の全カタログをApple Musicで聴こう」と、Spotifyを揶揄(やゆ)するかのようなツイートを行いました。
 


 
ニール・ヤングだけでなく、ジョニー・ミッチェルやジェームス・ブラントといった他のアーティストも次々と追従しており、Spotifyもこのまま手をこまねいているわけにはいきません。
 
ムーブメントによってSpotifyを見捨てたユーザーの多くは、抗議のためApple Musicに集まっているとされているだけに、Appleとしてはこの上ない“おいしい”展開でしょう。2021年前半の時点で、Apple Musicの有料会員数は7,800万人、Spotifyは1億5,000万人以上いるとされていますが、この差はどこまで縮まるのでしょうか。
 
 
Source:iMore
(kihachi)

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著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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