Apple Music、サブスク型音楽配信サービスシェア2位に入る~2021Q2

Apple Musicのロゴ

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Appleのサブスク型ストリーミング音楽配信サービスであるApple Musicが、2021年第2四半期(4月~6月)の調査において同市場でのシェアランキング2位に入りました
 
1位のSpotifyとの差は倍以上と依然としてその背中は遠いですが、着実にその差を詰めています。

15%のシェアで2位に入ったApple Music

MIDiA Researchの調査によると、Apple Musicは2021年第2四半期のサブスク型ストリーミング音楽配信サービス市場において15%のシェアを獲得し、2位にランクインしました。
 
2021Q2のサブスク型音楽配信サービスシェア
 
Apple Musicの有料会員数は7,800万人を突破しているとのことです。
 
1位はSpotifyでシェアは31%とApple Musicの倍以上で、その背中はまだ遠いように見えます。
 
しかしながら、Spotifyのシェアは2019年には34%であったのに対し、2020年に33%、2021年に31%と徐々に低下しており、競合他社にその差を詰められています
 
また、Apple Musicが2021年6月からロスレスおよび空間オーディオでの音楽配信を開始したのに対し、Spotifyのロスレス配信はリリースが中止されたという情報もあり、次回の調査ではさらに差が縮まっているかもしれません。
 
Apple Musicに次ぐ3位にはAmazon Music(13%)がランクインし、最も成長の速いサービスは2年連続でYouTube Musicであったとのことです。

サブスク型ストリーミング音楽配信サービス加入者は大幅増も業界の収益増は控えめ

2021年第2四半期のサブスク型ストリーミング音楽配信サービス市場の加入者は5億2,390万人で、前年同期から26.4%増加しました。
 
しかしながら、
 

  • ファミリープラン
  • Apple Oneのような他サービスとのバンドル
  • 新興市場での値下げ

 
といった要因での有料会員の増加が含まれるため、各サービス提供会社の収益が大幅に増えたわけではないそうです。

 
 
Source: MIDiA Research via 9to5Mac
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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