全米製作者組合賞にApple TV+作品が複数ノミネート〜上映中「Coda」も

CODA

CODA
 
Apple TV+で配信されている映画やドラマが4つ、アカデミー賞の前哨戦の一つとされる全米製作者組合賞にノミネートされました。

アカデミー賞の前哨戦

PGA(Producers Guild Awards)とも呼ばれる全米製作者組合賞は、その名の通り、全米の映画プロデューサーなど映画製作に携わる会員投票によって選ばれる賞です。現場の声を反映していることから、アカデミー賞の行方を占ううえで、注目の集まる賞の一つとなっています。
 
3月19日に開催される授賞式を前に、2021年度のノミネート作品が発表され、Apple TV+のドラマから「ザ・モーニングショー」「テッド・ラッソ〜破天荒コーチがゆく」、映画から「Coda コーダ あいのうた」「カム・フロム・アウェイ」がそれぞれ選ばれました。

大本命のCodaはどうなる?

とりわけ注目が集まるのは「Coda」でしょう。
 
Appleがサンダンス映画祭上映作品としては最高額となる2,500万ドル(約28億円)で権利を購入したにもかかわらず、配給権トラブルによって、日本ではApple TV+配信ではなく映画館上映となった作品ですが、同映画祭では史上初となる4冠を獲得しており、映画ファンのみならず批評家からも高評価を受けています。
 
筆者も映画館で鑑賞しましたが、上映中に感極まってすすり泣く声があちこちから聞こえてきました。実際に有名な映画レビューサイトであるRotten Tomatoesでも、批評家から96%、一般視聴者から92%と驚異的な支持を集めています。
 
coda 評価 rotten tomatoes
 
すでにドラマでは「テッド・ラッソ」でゴールデングローブ賞を2度獲得したApple TV+ですが、ライバルであるNetflixと肩を並べるためにも、映画で大きな賞を獲りたいと考えているのは明らかでしょう。もう一つの「カム・フロム・アウェイ」とともに、いよいよ今年はAppleの願いが叶うかも知れません。
 
 
Source:iMore,Rotten Tomatoes
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次