Appleの下取りプログラム、カメラを使用した新たな査定方法が導入される可能性

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    Appleが現地時間1月27日に、開発者向けにリリースしたiOS15.4ベータ1の内部ファイルに、同社の下取りプログラム「Apple Trade In」の新たな査定方法に関する記述が含まれていることが明らかとなりました。これによると、同社はiPhoneのカメラを使って下取りに出すデバイスの外観詳細を検査し査定するための新たな方法の開発に取り組んでいるとのことです。

    カメラの使用で、より正確な査定が可能に

    米メディア9to5Macが発見したコードによると、新たな査定方法では下取りに出すデバイスの傷やへこみ、ガラスの破損などの外観詳細を別のデバイスのカメラを使用して検査します。検査が完了すると、その外観詳細はAppleに送信されるとみられています。
     
    画面に傷や破損のあるiPhoneは状態の良いものより価格が低い、あるいは下取り対象外となるため、Appleはこれらの詳細情報全てを考慮してユーザーのデバイスにいくらの価値があるかを決定します。新たな査定方法が追加されることで、下取りプロセス全体がより正確かつ迅速なものになると期待されます。

    「セルフサービス・リペア・プログラム」にも利用される可能性

    また同社は、「セルフサービス・リペア・プログラム」の導入に向けての準備を進めていますが、将来的に同じ技術が、カメラを通してAppleの純正部品を検出するために使用される可能性があります。ユーザーがiPhoneなどを修理できるよう部品を供給するセルフサービス・リペア・プログラム向けの修理部品は、同社による直接販売ではなくサードパーティー企業が担当すると報じられています。
     
    下取りプログラムの新たな査定方法については開発中のため、今のところ、iPhoneやiPadでiOS15.4ベータ1を実行していても試すことはできません。
     
    現在、iOS15.4ベータ1は開発者向けに公開されており、正式リリースは今春の予定です。
     
     
    Source:9to5Mac
    (m7000)

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