英国政府、広告によるエンドツーエンド暗号化反対キャンペーンの実施を計画 - iPhone Mania
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2022年1月18日 12時00分

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英国政府、広告によるエンドツーエンド暗号化反対キャンペーンの実施を計画

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Metaは先日、英国政府などからの強い反対があるにも関わらず、2023年までにFacebook MessengerとInstagramにエンドツーエンド暗号化を実装すると発表しました。これに対し、英国内務省は、エンドツーエンド暗号化に対する反対世論の喚起を図るための広告キャンペーンの実施を計画していると報じられました。

エンドツーエンドの暗号化による子どもの安全性への影響を懸念

英国政府は、広告代理店のM&C Saatchiにキャンペーンの企画を依頼しており、慈善団体や法執行機関と協力して広報活動を行う予定だということです。このキャンペーンの目的は、エンドツーエンドの暗号化により、オンライン上の児童搾取を防止する努力を阻害する可能性があるというメッセージを伝えることにあります。
 
内務省の広報担当者は、Rolling Stone誌に宛てた声明の中で以下のように述べています。
 

私たちは、エンドツーエンド暗号化が子どもの安全性に与える影響について、私たちと同じ懸念を持つ多くの組織をまとめるために、M&C Saatchiと契約しました。

 
なお、政府はこのキャンペーンのために53万4,000ポンド(約8,400万円)の公的資金を割り当てたとのことです。

国民の「不安を煽る」ようなキャンペーンも

政府が非営利団体の提携パートナーを募集するために作られたスライドショーによると、キャンペーンには、国民の「不安を煽る」ようなものも含まれているとのことです。その中には、ガラスの箱に大人と子どもの俳優が入れられ、黒くフェードアウトするという演出案もあります。
 
また、エンドツーエンドの暗号化について「国民のほとんどが聞いたことがない」、つまり「簡単に影響される」可能性があると指摘するスライドもあります。さらにそのスライドには、「プライバシー対安全性の議論を始めてはならない」とも記されているとのことです。
 
プライバシー保護団体は、この計画を「脅し」と批判し、エンドツーエンドの暗号化がなければ、政府が意図するものとは逆の影響をもたらす可能性があると指摘しています。また、国際的非営利組織「Internet Society」のロビン・ウィルトン氏は次のように述べています。
 

強力な暗号化がなければ、子どもたちはこれまで以上にネット上で無防備になります。暗号化は、個人の安全と国家の安全を守るものです。政府が提案していることは、全ての人を危険にさらすものです。

 
 
Source:Rolling Stone via Engadget
Photo:Pixabay-pixelcreatures
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