NY警察、AirTagを使ったストーカー事件が2件起きたとして警戒を呼びかけ

AirTagの画像

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大事なものを無くさないために使うべきAirTagが犯罪に使われているようです。
 
ニューヨーク州バッファロー郊外の警察署が、2件のストーキングが疑われる事件にAirTagが使われたとして警戒を呼びかけています。

AirTagを使ったストーキングが疑われる事件が2件発生

WGRZの報道によると、2件のストーキングが疑われる事件にAirTagが使われたとのことです。
 
1件目は、ある女性の車のバンパーにAirTagが貼り付けられているのが見つかったというものです。
 
この女性はiPhoneからAirTagが一緒に移動しているという通知を受け、ニューヨーク州ウエストセネカ警察署に出向き、バンパーの下に貼り付けられたAirTagを発見しました。
 
2件目では別の女性が同じ通知を受け取り警察署に行きましたが、AirTagは見つからなかったそうです。
 
この2つの事件が関連しているとは考えられていませんが、ウエストセネカ警察署はAirTagを使ったストーカー事件に対する意識を高めたいとしています。
 
Twitter上にも知らないうちにAirTagが車に貼り付けられていたという報告があります。

自分のものでないAirTagが一緒に移動すると通知される

これらの事件で知らないAirTagの発見に役立ったのは、AirTagのプライバシー機能です。
 
これは、自分のものでないAirTagが一緒に移動していた時にiPhoneに通知が出るもので、他のGPSトラッカーにはない独自機能です。
 
ただ、この機能はAirTagの場所を特定するための情報は出してくれず、それが誰のAirTagかもわかりません。
 
同じようなことが自分の身に起こった場合は、警察に相談すると良いでしょう。
 
ウエストセネカ警察署は上記の事件に対し、ストーキングを試みた人物の特定のため、Appleから記録を取り寄せたとしています。
 
ストーカー事件のみならず、AirTagは車の盗難にも使われています

 
 
Source: WGRZ via 9to5Mac
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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