Apple、開発者にApple Developer証明書の更新について通達

    apple デベロッパ

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    Appleは現地時間12月22日、アプリとプッシュ通知に関する今後の証明書の変更について開発者に通知しました。この変更は、開発者が使用しているXcodeのバージョンによって一部のソフトウェアに影響を及ぼします。

    APN証明書が新しい中間証明書から発行

    Appleは、「2022年1月27日以降、Apple Push Notificationサービス(APNs)およびDeveloper ID用の中間証明書が更新され、利用可能になります」と発表しました。
     
    APN証明書は、Safari上のアプリケーションやWebサイトでプッシュ通知を有効にするために必要ですが、今回、これらの証明書は新しい中間証明書から発行されることになりました。
     

    APNsだけに特化した新たな中間証明書(Worldwide Developer Relation G4 サブCA)から、APNs SSL証明書が発行されます。新しい証明書が有効になり、ダウンロード可能になり次第、App(VoIPを含む)、コンプリケーション、Safari上のWebサイト、およびAppleウォレットのパスへのプッシュ通知の送信時に、これを利用できるようになります。

     
    また、主にMac App Store以外で配布されているMacアプリの公証に使用されているDeveloper ID証明書の変更も行われています。この証明書があれば、Webサイトからダウンロードしたサードパーティアプリは、自動的にゲートキーパーによって許可されます。
     
    Appleは、新しい証明書の有効期限を2031年9月16日に設定し、Xcode 13.2でビルドして署名したアプリは、自動的に新しい証明書を取得すると説明しています。しかし、それ以前のバージョンのXcodeを使用している開発者は、アプリの証明書を手動で更新する必要があります。
     

    ソフトウェアに署名しmacOSにインストーラパッケージを使うためのデジタル証明書が、2031年9月16日まで有効な新しいDeveloper ID中間証明書から発行されます。 新しい中間証明書に関連付けられ、新たに発行されたDeveloper ID証明書はXcode 11.4.1以降でソフトウェアを署名する際に利用できます。Xcode 13.2以降を実行している場合は、 2022年1月28日以降にソフトウェアに署名する際、更新された証明書が自動的にダウンロードされます。それ以前のXcodeバージョンを利用している場合は、証明書を手動でダウンロードするか、旧バージョンのXcodeとの互換性がある証明書を作成することができます。

     
     
    Source:Apple via 9to5Mac
    (lexi)

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