Windows 11のEdge、Chromeを時代遅れとディスるポップアップを表示
Microsoftは独自ブラウザの開発をやめ、ChromeベースのEdgeブラウザを開発しWindowsに標準搭載しています。
それでもGoogle純正のChromeブラウザをダウンロードして使う人が後を絶たないため、ダウンロードしようとするとChromeブラウザをディスるポップアップを表示してユーザーを引き留めようとしています。
ChromeをディスるEdge
Windows 11のEdgeブラウザでBingを使って「Chrome」を検索すると以下のようなメッセージが表示され、ユーザーがChromeブラウザをダウンロードするのを止めようとします。
このメッセージは筆者が試した限りではGoogleから検索すると表示されません。
その代わり、Google検索からChromeブラウザのダウンロードページを表示した場合、以下のようなChromeブラウザが古くて時代遅れだとディスるポップアップが表示されます。
ちなみに、2008年はChromeブラウザが初めてリリースされた年です。
Windows Latestによると、これらのメッセージやポップアップはWindows 11のEdgeブラウザのみで表示され、Windows 10では表示されないそうです。
また、英語版の場合は「EdgeブラウザはChromeブラウザと同じ技術で動作し、Microsoftの信頼性が追加されています」という内容のポップアップであり、Chromeブラウザをディスるメッセージではないようです。
2021年12月3日追記:英語版でもディスるメッセージが表示されることがわかりました。また、Windows 10でも表示されたという報告があります。
Edgeブラウザのシェアは5%未満
Statcounterによると、2021年11月時点でのChromeブラウザのシェアは64.04%なのに対し、Edgeブラウザは4.19%と、かなり大きな差があります。
かつてはInternet Explorerで高いシェアを誇っていたMicrosoftですが、Edgeブラウザの普及は進んでおらず、少しでもEdgeブラウザユーザーを増やすため必死になっているようです。
検索エンジンのシェアでもMicrosoftのBingはGoogleの後塵を拝しており、Bingで最も検索されている単語は「Google」であるという統計があります。
Source: Windows Latest, Statcounter
(ハウザー)
iPhone Mania編集部
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