Samsungの新たな半導体工場、テキサス州テイラーに建設見通し

SamsungのExynosの画像

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米国に新たな半導体工場の設立を計画しているSamsungが、米テキサス州テイラーを最終的に選んだことが分かりました。

複数候補地の中から決定

Wall Street Journalに関係者が明かしたところによると、Samsungは複数の候補地の中からテキサス州テイラーを最終的に選択し、およそ170億ドル(約1兆9,560億円)を投じて、新たな半導体工場を建設するつもりのようです。
 
先日の報道では、同じテキサス州のマナーや、アリゾナ州フェニックス、ニューヨーク州アップステートの名前が候補として挙がっていました。正式な発表は、現地時間24日にテキサス州のグレッグ・アボット知事が行う見通しです。

莫大な減免措置が魅力

人件費やコストが安い国は世界中にあるのに、Samsungはなぜ米国を選ぶのでしょうか。この背景には、米国の各州が巨額の減税措置を行ってても、工場を海外から誘致して雇用を盛り上げる政策を採っている事情があります。
 
例えばテイラーは、Samsungの工場を誘致するために、最初の10年間で約92.5%に及ぶ固定資産税の減免を掲げています。これによって、工場が稼働した段階で、約1,800人の雇用が創出される見込みです。
 
Samsungはすでにテキサス州オースティンに工場を有していますが、今回テイラーに建設される工場は敷地面積が約1,200エーカー(約485万平方メートル:東京ドーム約103個分)となり、同社にとっては米国最大の工場となります。
 
またSamsungとしても、世界各地に工場を建設することでリスクを分散し、世界的なチップ不足に対応する狙いがあります。
 
 
Source:AppleInsider,WSJ
(kihachi)

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