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2021年11月22日 09時06分

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AT&TとVerizon、航空機への影響懸念のため新たな5G周波数帯の展開を休止

5Gネットワークの画像


 
アメリカ連邦航空局(FAA)が、5G通信の電波が航空機の安全航行に影響を与えるという懸念を示したのに対し、AT&TとVerizonは新たな5G周波数帯でのサービス展開を休止しました
 
しかしながら、FAAの懸念には証拠がないとして反発の声が上がっています

Cバンドの5G通信がレーダーに干渉?

問題となっているのは5G通信のなかでも、Cバンドと呼ばれる3.7GHz~4.2GHzの周波数帯での通信です。
 
この周波数帯の電波は航空機のレーダー高度計が利用する周波数帯に近く、干渉により航空機の飛行制御システムに影響が出る可能性があることをFAAは懸念しています
 
このため、AT&TとVerizonは、新たなCバンドでの5G通信のサービス展開を休止しました。
 
AT&Tはこのサービスの展開を2022年1月5日まで延期する予定だとしています。

カナダでも空港でも5G通信サービスを制限

航空機に対する5G通信の影響を懸念しているのはアメリカだけではありません。
 
カナダでも空港での5G通信サービスの制限をおこなっています
 
カナダの5G通信の周波数帯は3.5GHzであり、やはり航空機が使用するレーダーとの干渉を懸念しての制限です。

Cバンドと航空機器の干渉問題の証拠はない

しかしながら、通信業界の専門家によると、Cバンドでの5G通信と航空機器との間に干渉が起こるという証拠はないとのことです。
 
また、無線業界のロビー団体であるCTIAは、米国連邦通信委員会(FCC)に提出した書類のなかで、
 

すでに40カ国以上において、Cバンドと同様の周波数と同様の出力で、数十万の5G基地局が展開されている。アメリカよりも航行に関する業務をおこなっている場所に近いところでサービスが展開されている国もある

 
と述べています。
 
5G通信のなかでも電波の到達距離が長く、壁を透過しやすいため、Cバンドの周波数帯は5G通信のカバー範囲を拡げるのに重要です。
 
日本でも、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルがCバンドに含まれる周波数帯を割り当てられています。
 
この問題の行く末によっては、日本などの他国にも影響が出る可能性があり、今後も注目する必要があるかもしれません。

 
 
Source: CNET via Gizchina
(ハウザー)

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