Intelの第12世代Core、一部のゲームがプレイ不可~著作権保護機構の影響
Intelの新型CPUである第12世代Core「Alder Lake」は、他社のCPUよりも高い性能を発揮するとIntel自身が豪語しています。
しかしながら、その性能を活用できるアプリであるはずのゲームにおいて、著作権保護機構の影響で一部のゲームがプレイできない事態に陥っているようです。
DRMがAlder Lakeを誤認
この問題はゲームの海賊版防止のために使われている著作権保護機構(Digital Rights Management、DRM)の影響によるものです。
Alder Lakeは、AppleのM1シリーズと同様、高性能コアと高効率コアの2種類のCPUコアを搭載しています。
DenuvoのDRMソフトがこの2種類のCPUコアが別々のPCに属していると判断し、違法な状態で使われていると誤認するためにゲームがプレイできないとのことです。
影響を受けるゲームは51本で、Windows 10のみ影響を受けるものとWindows 10/11の両方で影響を受けるものがあります。
BIOS設定で回避可能とされるも設定がないPCも存在
Intelはこの問題に対し、BIOS設定で回避できるとしています。
BIOSで「Legacy Game Compatibility Mode」をONにし、ゲームを起動する際にキーボードのスクロールロックキーを押すことで、正常に動作させることができるそうです。
ただし、この設定が実装されていないPCやマザーボードも存在しており、BIOSのアップデートが必要である場合もあります。
また、上のWindows 10/11の両方でプレイできないゲームリストにおいて、左側のゲームは11月中旬までに修正パッチがリリースされるとのことです。
Source: PCMag
(ハウザー)