Apple、iPhoneへの充電器非同梱により中国で提訴される

    iPhone 同梱物

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    iPhoneに充電器を同梱することをやめた件について、Appleは中国において、北京および上海の大学生グループから提訴されました。

    大学生グループがAppleを提訴

    米メディアVice(元の報道はShanghai Law Journal)によると大学生らは、iPhone12シリーズの箱に同梱されているUSB-C – Lightningケーブルは現在市場に出回っている他社の充電器と互換性がないと主張。Appleに対し、iPhone向けに充電器を提供するとともに、賠償金と裁判費用を支払うよう求めています。
     
    Apple側はこの訴えに対し、現在ではスマートフォンと充電アダプタを別売りするのは珍しくないと反論、しかし大学生らは中国の複数のスマホメーカーは充電器同梱と非同梱の2種類を販売、消費者に選択肢を与えていると訴えています。
     
    さらに大学生側は、Appleが環境保護のために充電器を同梱しないのであれば、有線充電よりも無駄になるエネルギーが大きいMagSafeなどのワイヤレス充電を推進しているのは矛盾しているとも主張しています。

    ブラジルでは罰金。フランスではイヤホン同梱を継続

    なおiPhoneへの充電アダプタ非同梱については、Appleはブラジルにおいて罰金を課されています
     
    またフランスにおいては、充電器の同梱はやめたものの、イヤホンの同梱は継続しています(フランス以外ではイヤホンの同梱も廃止)。

     
     
    Source:Shanghai Law Journal via Vice
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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