Apple、Touch Barの廃止は「ユーザーが物理的な感触を好んだから」と説明

    Touch BarのないMacの画像

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    有機EL(OLED)画面とタッチパネルを兼ね備えたTouch Barは、M1 Pro/Maxを搭載した新型MacBook Proで廃止されました。
     
    AppleはWiredのインタビューにおいて、廃止の理由として「ユーザーが物理的な感触を好んだから」と述べています。

    フルサイズのファンクションキーの感触を愛しているMacBook Proの顧客

    Wiredのインタビューに答えたのは、Appleのワールドワイド担当上級副社長であるグレッグ・ジョズウィアック氏です。
     
    このなかでジョズウィアック氏は、Touch Barを廃止した理由について、
     

    Proのお客様が、フルサイズのファンクションキーの触感を愛していることは間違いありません。私たちはそのことをとても嬉しく思っています。

     
    と述べ、物理キーではなくタッチキーであったTouch Barが顧客に好まれなかったと述べました。
     
    Touch Barはタッチパネルを備えたOLWS画面であり、ファンクションキーのほか、アプリのコントローラーなどとして使うことができます。
     
    Touch Barの廃止については、以前、ソーシャルメディア上で是非に関する議論が巻き起こりました

    コストが原因で廃止したという説も

    これについてWccftechは、製造コストの増加が主な原因であり、顧客の嗜好とは関係ないのではないかと考えています。
     
    新しいMacBook Proはデザインが一新されており、Touch Barを実装するにはさらなるコストが必要ですが、Touch Barがなくても新型MacBook Proの価格は239,800円(税込)からと十分高価であるとも述べています。

     
     
    Source: Wired via Wccftech
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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