iOS15のインストール率は低調推移 昨年(iOS14)比で約半分

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    9月21日に正式版がリリースされたiOS15のインストール率は、昨年の同時期に公開されたiOS14に比べて低いとの調査結果が発表されています。iOS14は公開直後から多くの新機能が使えるようになったのに対し、iOS15ではまだ一部新機能のみの解放にとどまっていることも影響しているとされます。

    9月5日時点で22%

    アプリ内のAPIでiOSのバージョンを分析している調査会社Mixpanelは9月5日時点でのユーザーのiOSバージョンを分析し、全体の22.2%にあたるユーザーがiOS15をインストールしているとの結果を発表しました。この数字は昨年の同時期のiOS14のインストール率である42.0%に比べてかなり低くなっています。公開直後の調査でもiOS15のインストール率は8.6%であり、同じくiOS14の公開直後の数字(14.7%)よりかなり低い数字でした。
     
    ios15 マップ
     
    この原因は複数考えられます。iOS14は公開時にホーム画面へのウィジェットの採用空間オーディオへの対応動画のピクチャーインピクチャーでの再生などが盛り込まれていました。しかしiOS15では新機能は一部が今後のアップデートでの対応となるなど、ユーザーがアップデートへと向かう動機が少ないとも指摘されています。
     
    SharePlay
     
    今後、iOS15に便利な新機能(SharePlayなど)が追加され、時間が経過すればいずれインストール率も向上していくと思われます。しかしこの数字が低調なままだと、アプリ開発者がiOS15の新機能への対応に積極的にならない可能性もあり、低いインストール率の影響が懸念されます。
     
     
    Source:9to5MacMixpanel
    (KAZ)

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