Windows 11、エクスプローラーにメモリリークの不具合が残っていることが判明
10月5日にリリースされたばかりのWindows 11にはまだまだ問題があるようです。
ファイルやフォルダを管理するツールであるエクスプローラーにメモリリークの不具合が残っていることが確認されました。
エクスプローラーがメモリを解放しない不具合が残存
メモリリークとは、プログラムが確保したメモリ領域を開放せずに保持し続けることを指し、メモリの空き容量の減少につながります。
Redditユーザーのu/gyrohan269氏は2カ月前に、Windows 11のInsider Preview版において、Windowsのファイルやフォルダを管理するツールであるエクスプローラーにメモリリークの不具合を見つけたと報告しています。
しかしながら、PC Gamerによると、Windows 11の正式版においてもこのメモリリーク問題が残っているとのことです。
再現はかんたんで、エクスプローラーをたくさん開き、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認します。
そしてエクスプローラーを閉じると、本来は確保していたメモリが解放されてメモリ使用量が減るべきところが、ほとんど減少しません。
これにより、パソコンを使い続けているとどんどん空きメモリ容量が減り、最終的にはスワップが発生して動作が重くなったり、最悪Windows 11自体が動作を停止したりする可能性もあります。
サードパーティー製のファイル/フォルダ管理ツールではこの問題は確認されておらず、エクスプローラー特有の問題と考えられます。
さまざまな問題が確認されているWindows 11
MicrosoftはこれまでにWindows 11に関して3件の問題を確認したとしていますが、エクスプローラーのメモリリーク問題についてはまだ公式に問題を認めていないようです。
Windows 11ではほかに、セキュリティ機能が有効になるとゲーム性能が落ちるという問題が確認されています。
Source: u/gyrohan269/Reddit, PC Gamer via Notebookcheck
(ハウザー)