Microsoft、Windows 11における3つの既知の問題を公開

Windows 11をタッチで使う画像

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本日リリースされたばかりのWindows 11について、Microsoftが既知の問題を公開しました。
 
全部で3つの問題が見つかっています。

1. Oracle VirtualBoxとの互換性の問題

Hyper-VまたはWindowsハイパーバイザーがインストールされている場合、Oracle VirtualBoxの仮想マシン(VM)が起動できず、エラーが表示されることがあるという問題です。
 
解決には、Oracleから2021年10月にリリースされる予定のアップデートを適用する必要があります。

2. Intel Killer ネットワーク ソフトウェアとWindows 11の互換性の問題

KillerはIntelのWi-Fi製品であり、ゲームに適した仕様を備えています。
 
このKiller用のネットワークソフトウェアとWindows 11の間に互換性の問題があり、特定の条件下でUDPパケットが欠落する可能性があるとのことです。
 
Microsoftは10月12日にリリース予定のセキュリティ更新プログラムでこの問題を解決する予定です。

3.Coc Cocブラウザとの互換性の問題

Coc Cocブラウザとは、Chromium互換ブラウザであり、ベトナムで開発されています(注:「Coc Coc」の「o」は、正しくは上に装飾記号付き)。
 
Windows 11にアップデートすると、Coc Cocブラウザを使ってWebサイトを開いたり、操作したりすることができなくなる可能性があるとのことです。
 
この問題は現在調査中であり、解決策についてはまだ示されていません。

手動でのアップデートは慎重に

Windows 11は予定通り10月5日にリリースされ、最低システム要件を満たすパソコンを使っているユーザーは手動でアップデートすることも可能です。
 
しかしながら、ここで紹介した既知の問題以外にも互換性の問題や不具合があると考えられ、アップデートは慎重におこなう必要があります
 
お手持ちのパソコンがWindows 11の最低システム要件を満たしているかどうかは、PC正常性チェックアプリで確認することが可能です。

 
 
Source: Microsoft via Windows Latest
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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