Pixel 6のカメラにはPhotoshopのような不要物を消す機能が実装される?

Pixel 6シリーズの画像

Pixel 6シリーズの画像
 
近く発表が期待されるGoogleの新フラッグシップスマートフォンであるPixel 6/6 Proには、独自開発したTensorチップが搭載される見通しです。
 
このTensorチップは強力なAI性能を持つといわれていますが、その性能を活かしたカメラ機能の一部が明らかになりました。Photoshopのように撮影された画像中の不要物を消す機能が実装されるかもしれません。

写真のなかの不要物を除去する機能が搭載?

これはまだリリースされていない、社内向けのGoogle CameraアプリをXDAが分析した結果と、独自入手した情報に基づくものです。
 
まず挙げられているのが、「face deblur」と呼ばれる機能です。これは、Googleが8月ごろに発表したデモにおいて、撮影時に動いていた被写体をよりシャープに写すことができる機能として紹介されていました。
 
スポーツシーンなどの撮影で役に立つと考えられます。
 
また、「magic eraser」と呼ばれる機能も見つかりました。
 
これは、2018年にGoogleが予告したものの実際には搭載されなかった、画像中の余分なものを除去する機能かもしれません。
 
たとえば以下の写真のように、子どもを撮影するのに邪魔な網を除去するような使い方が想定されます。
 
magic eraserの効果
 
このような機能はAdobeのPhotoshopにも搭載されており、それがスマートフォン上でかんたんに実行できるようになるのでしょうか。
 
さらに、「motion blur」と呼ばれる機能や、「Scene lock」という機能があるとされていますが、これらの詳細は不明です。
 
「Nima aesthetic」という機能は、連射撮影した画像のなかから最も良い画像を選ぶもののようです。
 
LEDフラッシュを使ってセルフタイマーのカウントダウンをおこなう「timer light」も搭載されているとされています。
 
ただ、これらの機能は少なくとも現時点ではPixel 6 Proの実機には搭載されていないとのことです。

動画撮影時にBluetoothマイクをサポートする?

また、動画撮影時にBluetooth接続のマイクをサポートすることを裏付けるコードが見つかっています。
 
この機能はSamsungのGalaxy Note 20以降の製品にも搭載されています。
 
以前から情報があったbaby mode」については、有効にすると自動的に赤ちゃんの写真を撮影する機能である可能性があるとのことです。
 
Pixel 4に搭載された、良く撮影する人物を認識して自動的にフォーカスを合わせる「Frequent Faces」は「Frequent Faces v2」としてアップデートされるかもしれません。
 
Pixel 6シリーズは10月19日の発表が予想されており、割引価格で購入できるプロモーションコードの配布が予定されています。
 
また、5年間のOSアップデート保証が用意されるという情報もあります。

 
 
Source: XDA via 9to5Google
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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