iPad Pro(2022)が搭載?Samsungが第8.5世代OLEDパネル開発中
Samsung Displayが開発中の第8.5世代有機EL(OLED)ディスプレイパネルが、2022年モデルのiPad Proに搭載される可能性があるとPatently Appleが伝えています。
有機材料の蒸着方式を変更
Samsung Displayは2022年モデルのiPadシリーズ用として、1億2,000万枚のOLEDディスプレイパネルを受注したと、The Korea Timesが2021年7月に報じていました。
韓国メディアThe Elecによれば、Samsung Displayは第8.5世代OLEDディスプレイパネルの製造において縦型蒸着方式に変更するべく、アルバックと共同で作業を行っているとのことです。
第6世代OLEDディスプレイパネルでは、ガラス基板を水平に置き、ガス状の有機材料を下から上に向かって吹き付ける水平蒸着方式が主流となっていますが、この方式はメタルマスクの中央部が重力の影響を受け垂れ下がる弱点があるとThe Elecが指摘しています。
対して、縦型蒸着方式はガラス基板を立てた状態にし、有機材料を横方向に吹き付けて蒸着することからメタルマスクの中央部が垂れ下がりにくいと、業界関係者がThe Elecに対してそのメリットを述べています。
2022年モデルのiPad Proが搭載?
第8.5世代OLEDディスプレイパネルの製造では2,200ミリ × 2,500ミリの基板を用いて製造するため、第6世代OLEDディスプレイパネルで使われている1,500ミリ × 1,850ミリ基板と比べて製造コスト削減に繋がると期待されています。
Patently Appleは、この新しいOLEDディスプレイパネルが2022年モデルのiPad Proに搭載される可能性があると予想しています。
Source:The Elec via Patently Apple, 日経クロステック, アルバック
Photo:Apple Hub/Facebook
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