iPhone14シリーズ、最低1つのモデルは60Hzディスプレイ維持か

iPhone13シリーズと同様、2022年に登場予定のiPhone14(仮称)シリーズでも、一部のモデルでは差別化のために60Hzのリフレッシュレートが維持されるとの観測が浮上しています。
下位モデルが60Hzか
韓国のサプライヤー事情に詳しいニュースサイトThe Elecによると、来年のiPhone14シリーズで登場予定の4モデルのうち、少なくとも1つのモデルに低温ポリシリコン(LTPS)有機EL(OLED)ディスプレイが採用される見込みであることが分かりました。裏を返せば、iPhone14シリーズのうち最低でも1モデルで、60Hzディスプレイが維持されることになります。
同様の指摘は、以前にもディスプレイ業界の内情に詳しいDSCCの最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が行っていました。同氏は2022年のiPhone14シリーズのうち、ProモデルではないiPhone14とiPhone14 Maxが60Hzになると予測しています(iPhone14 miniはないと考えられています)。
LGもサプライヤーに名乗り
先日の新作発表会で発表されたiPhone13シリーズのうち、iPhone13 ProとiPhone13 Pro Maxは、リフレッシュレートが10Hzから120Hzの間で変動するProMotionディスプレイを搭載しています。一般的には、リフレッシュレートが高ければ動画の視聴やゲーム、テキストのスクロールなどの際に、コンテンツの滑らかな表示が可能となります。
Proモデルとそうでないモデルとの差別化を図る戦略を思えば、iPhone14シリーズでも同様に、ProMotionディスプレイが廉価モデルに搭載されないのは驚くことでもないでしょう。
なおThe Elecは、LG Displayが2022年にAppleへのLTPS OLEDディスプレイの供給を目指していることを改めて指摘しています。仮にLGがサプライヤーとして加わった場合、現在独占供給を行っているSamsungの一極体制が崩れることとなります。
Source:The Elec via MacRumors
Photo:FRONT PAGE TECH/YouTube
(kihachi)