Appleのアプリ収益の70%はゲームアプリ~支払っているのは10%未満のユーザー

ティム・クックCEOの画像

ティム・クックCEOの画像
 
App Storeの手数料を巡るEpic GamesとAppleとの裁判は、Appleの市場コントロール行為が反競争的であるという判決で幕を下ろしました。
 
この判決のなかで、AppleのApp Storeの収益に関する情報が公開されています。それによると、App Storeの全収益の内、約70%をゲームアプリが占めているとのことです。

約70%の収益を10%未満のユーザーが生み出している

判決によると、App Storeの収益全体の約70%をゲームアプリが生み出しているとのことです。
 
さらに、この70%は全App Storeユーザーの10%未満が支払っていると裁判所は述べています。
 
調査会社のSensorTowerによると、2021年前半のApp Storeにおけるゲームアプリのダウンロード回数は約44億回であるのに対し、非ゲームアプリは164億回であったとのことです。
 
ダウンロード数では劣るゲームアプリが大きな収益をもたらしており、Appleにとってゲームアプリがいかに重要な収入源であるかがわかります

全アプリの80%が無料アプリ

また、App Storeに存在するアプリのうち、80%が無料アプリであることもわかりました。
 
CNBCの分析によると、App Storeの昨年の総売上高は約640億ドル(約7兆329億円)であったとのことであり、少数のアプリが大きな利益を生んでいるようです。

 
 
Source: CNBC via SensorTower
(ハウザー)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

特集

目次