政府がワクチンパスポートのオンライン化を決定、スマホで利用可能に

デジタル社会推進会議

デジタル社会推進会議
 
日本政府は9月6日、菅首相を議長とするデジタル社会推進会議を開催し、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けたことを証明する接種証明書をオンラインで発行する方針を決定しました。

ワクチンパスポート

新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種が進んだことに伴い、一部の国では国民向けにワクチン接種済であることを証明する「ワクチンパスポート」を発行しています。
 
英国では、国民保健サービス(NHS)の専用アプリにワクチンパスポート機能が追加され、iPhoneの「Wallet」アプリでも表示可能となっています。
 
日本においては、7月26日から海外渡航者向けに、紙タイプのワクチンパスポートが発行されていますが、スマートフォン等での利用は不可能となっていました。

スマホでの利用が可能に

9月6日に開催されたデジタル社会推進会議の資料には、行政サービスのデジタル化の一環として「ワクチン接種証明のスマートフォンへの搭載」が明記されました。
 
ワクチン接種証明書をQRコードで表示する仕組みで、早ければ年内にも利用可能となる模様です。
 
スマートフォンでのワクチンパスポートの利用のために、マイナンバーカードを活用すると言及されていますが、詳細な連携方法は今後決定される見込みです。
 
また、政府はワクチン接種事務のデジタル化も推進するとしています。
 
毎日新聞は、経済団体の経団連がイベント参加や飲食店への入店にワクチンパスポートを活用するよう求めており、政府が今後の検討を示唆したと報じています。
 
 
Source:デジタル庁(PDF), 毎日新聞
Photo:首相官邸
(seng)

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