iPhone13だけではなくApple Carでも低軌道衛星通信が利用可能になる?
Notebookcheckが、iPhone13シリーズだけではなく将来的にApple Carでも低軌道衛星通信が利用可能になるかもしれないと伝えています。
iPhone13シリーズには低軌道衛星通信対応モデムが搭載?
TF Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏が投資家向けに伝えた情報から、iPhone13シリーズには低軌道衛星(LEO:Low Earth Orbit)通信に対応するカスタマイズされたQualcomm Snapdragon X60モデムが搭載され、4G LTEや5G通信が利用できない場合に、衛星通信によるメールやデータの送受信ができる可能性があるようです。
この機能は、iPhone13シリーズ発売当初から利用できるか不明ですが、ソフトウェアが対応して有効化されれば利用可能になると予想されています。
Notebookcheckは過去の報道をもとに、低軌道衛星通信に対応するのはiPhone13シリーズだけではなく、将来的にApple Carなど他のApple製品でも利用可能になるかもしれないと指摘しています。
砂漠など、基地局がない場所を運転する際に有用と期待
Notebookcheckは、2017年にBloombergが、「Appleが衛星通信に関する専門技術者を雇用」と報じていたこと、2019年にBloombergのマーク・ガーマン記者が、「Appleが5年以内に実用化することを目標に、密かに衛星通信技術開発に取り組んでいる」と報じていたことを取り上げ、Appleが衛星通信機能搭載を目指しているのはiPhoneだけではないと伝えています。
同メディアは、将来的にApple Carに衛星通信機能が搭載されれば、ドライバーが(地上の基地局が整備されていない砂漠や高山地帯など)オフロードを走行中に誰かと連絡する必要性が生じた場合にかなり有用と記し、実用化への期待を示しています。
Source:Bloomberg (1), (2), 9to5Mac via Notebookcheck
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)