Galaxy S21の販売不振によりSamsungのサプライヤーの利益と売上が急減

    Samsung Galaxy S21の画像

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    SamsungのGalaxy S21シリーズは、Samsungのフラッグシップモデルとしては過去最悪の売上を記録しているそうです。このため、世界中のSamsungのサプライヤーが影響を受け、利益と売上が大きく減少しています。

    2019年に比べて営業利益が70%以上減少したSamsungのサプライヤー

    韓国メディアのThe Elecは、Samsungのスマートフォン部品サプライヤーの2021年第2四半期(4月~6月)における業績が、2020年第2四半期に比べれば回復したものの、2年前と比べて大幅に悪化していると報じています。
     
    分析対象となったSamsungのサプライヤー20社の2021年第2四半期における合計売上高は2兆5,300億ウォン(約2,374億円)で、合計営業利益は1,624億ウォン(約152億円)、平均営業利益率は6.4%であったとのことです。
     
    この業績は2019年第2四半期に比べ、売上高は13.1%、営業利益は72%減少しています。

    Galaxy S21シリーズの販売不振が原因

    この原因についてThe Elecは、SamsungのフラッグシップスマートフォンであるGalaxy S21シリーズの販売不振によるものだとしています。
     
    Galaxy S21シリーズの発売後6カ月間の合計出荷台数は1,350万台で、Galaxy S20シリーズの1,700万台、Galaxy S10シリーズの2,500万台に比べて大きく減少しているとのことです。
     
    2021年下半期についても、Samsungのサプライヤーの財務状況に大きな改善はないとされており、その理由はメインストリームのフラッグシップモデルがないためであるとしています。
     
    最近発表されたGalaxy Z Fold3は高価であり、Galaxy Z Flip3は比較的安価であるものの新しいフォームファクタであり販売台数は期待できません。
     
    また、発表が予想されているGalaxy S21 FEは低価格のフラッグシップモデルであり、Samsungとそのサプライヤーにとっては高価格帯の製品に比べて利益率が低くなります。

     
     
    Source: The Elec via PhoneArena
    (ハウザー)

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