iPhone13発売準備に加え、新製品開発を示唆?Appleの求人数が増加

Apple Park

Apple Park
 
Appleが最近「新製品」と「小売」関連の求人を増やしているとの分析結果を調査会社GlobalDataが発表しました。9月のiPhone13発売準備のほか、HomePod関連の新製品開発と関係している可能性があります。

2021年7月の求人数は前年同月比78%も増加

調査会社GlobalDataがまとめた、Appleが採用情報サイトに掲載している求人件数の推移をみると、2021年7月の求人件数総数は1,419件で、前年同月比で78%増えています。とくに「新製品」と「小売」に関する求人が急増している、とGlobalDataは指摘しています。
 
「新製品」(緑の棒)は、2021年3月に133件だったのが、7月には275件とほほ倍増しています。
 
「小売」(黒の棒)は、2021年3月の94件から7月には373件と、4倍近くに増えています
 
Apple 求人件数の推移
 

HomePodなどの新製品開発を加速?

「新製品」に関する求人には、「ホーム・サービス」部門の採用が多く含まれており、最近は同部門のプロダクトマネージャーの求人情報も掲載されているそうです。
 
この部門は、HomePod、Apple TV、HomeKit関連の製品を担当しているとみられます。
 
6月には、Appleの求人情報から「homeOS」の記述が発見されており、HomePodやHomeKit関連の新製品開発が進んでいるのかもしれません。
 
なお、Bloombergのマーク・ガーマン氏は先日、Apple TVとHomePod、FaceTime用カメラを搭載した新製品が2023年頃に発売される可能性があると伝えています。
 
ガーマン氏は、Appleのリビングルーム向け製品に明確な戦略がないため、現場には楽観的な空気が薄くなっているとも述べています。

「小売」の求人増はiPhone13の販売体制強化?

Appleの「小売」関連の求人が増えているのは、9月と予測されるiPhone13シリーズの発売を前にした販売体制の強化が目的とみられます。
 
また、市場の拡大が見込まれるインド、アフリカ、中東などの地域で販売担当者を確保する目的もあるのではないか、とGlobalDataは指摘しています。
 
Apple 銀座
 
Appleは各地の大学などで、Apple Storeで短期間の販売業務に従事する期間限定職を募集するための求人フェアも開催しています。
 
Apple Storeの期間限定職の採用情報は、Apple JapanのWebサイトにも掲載されています。
 
「Appleでのキャリア」
 
 
Source:GlobalData via AppleInsider
Photo:Apple (1), (2), (3)
(hato)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

特集

[PR]オフィシャルサイト

目次