Apple Watchで熱中症対策が可能になる?水分補給警告に関する特許取得

Apple Watch Series 7_EAP0704_4

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Appleが現地時間2021年8月17日、米国特許商標庁(USPTO)において、Apple Watchを用いたユーザーの水分補給の必要性の把握と警告に関する特許を取得しました。

使い捨て医療器具を使った方法とは異なり、センサーで連続的に測定

今回の特許に記された水分補給の必要性を把握する方法は、使い捨て医療器具を使って体液を測定する方法とは異なり、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスのセンサーを使用してそれを行おうというものです。
 
Apple Watchを使って水分補給の必要性が把握できれば、熱中症対策として有用だとPatently Appleは期待を示しています。
 
Apple Watchを使った水分補給の必要性の把握は、主にユーザーの汗の電解質濃度を測定することで行われます。
 
特許内の図表1は、Apple Watchを表しています。図表2では、Apple Watch(10)のバンド(110)には、汗の測定・分析を行うための1つまたは複数の電極(140)が搭載されることが説明されています。
 
Apple Watch Hydration measurement_1

専用バンドに汗の抵抗値を測定する電極を搭載

図表6には、Apple Watchのバンド(110)と、それに配置された電極(140)が描かれています。
 
バンドの内部には空間(160)が設けられており、ユーザーの汗はここに入り、それによって電極と接触、汗の抵抗値から電解質濃度が求められ、水分補給の必要性が算出されます。
 
Apple Watch Hydration measurement_2
 
今回の特許に基づく水分補給の必要性を把握する方法であれば、Apple Watch本体に新たなセンサーを搭載しなくても、専用バンドを用意し隠しポートを通じて測定値を本体に送信することで新機能が利用可能になると期待されます。
 
 
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:EverythingApplePro E A P/YouTube
(FT729)

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ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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