Google Tensorチップの実態はExynos 9855であるとの指摘

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    Googleは先日、独自設計のシステムオンチップ(SoC)「Tensor」を発表、年内にリリース予定の次期フラッグシップスマートフォンPixel 6シリーズに搭載することを明らかにしました。
     
    しかしこの「独自設計」TensorについてオランダメディアGalaxyClubは「その実態はSamsung Exynos 9855だ」と指摘しています。

    Tensor、Exynos 2100と多数の共通点

    Googleが自社設計したとするTensorについては、開発コード名が「Whitechapel」および「GS101」だったこと、またその仕様についても複数の情報がリークされていました。
     
    そしてWhitechapelがSamsungの5nmプロセスによって製造されていること、Galaxy S21シリーズに搭載されているExynos 2100と多数の共通点があることが、以前より報じられています。

    Tensorの実態はExynos 9855

    しかしGalaxyClubは、SamsungはTensorの製造だけでなく、開発にも深く関わっており、Tensorの社内モデル番号は「Exynos 9855」だったと報じています。同メディアによれば、前述のExynos 2100のモデル番号は「Exynos 9840」でした。
     
    つまりTensorの実態は、以前登場が噂されながら発表には至らなかったExynos 9855以外のなにものでもない、と同メディアは記しています。

    性能はExynos 2100に近い

    ではTensor(Exynos 9855)の性能はExynosシリーズのどのチップに近いのでしょうか。
     
    SamMobileは、Galaxy S21がExynos 2100(モデル番号Exynos 9840)を搭載、来年発売予定のGalaxy S22シリーズはExnos 2200(モデル番号Exynos 9935)を搭載することを考えると、これまでの情報やその数字からいっても、Tensorの性能はExynos 2200よりもExynos 2100に近いようだ、と分析しています。

     
     
    Source:GalaxyClub via Notebookcheck, SamMobile
    Photo:Google
    (lunatic)

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