クライミングの出場選手、指紋がすり減ってスマホの指紋認証が使えなくなっていた

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    東京オリンピックで新たに加わったスポーツクライミングについて、国内メディアは出場したアスリートが、指紋がすり減るほどの練習を積んでいたと紹介しました。Touch ID等の指紋認証が使えないようです。

    指紋が消える

    2021年8月6日に行われたスポーツクライミングの女子複合では、野中生萌選手が銀メダル、野口啓代選手が銅メダルを獲得しました。また、5日に行われた男子の部では楢崎智亜選手が4位になりました。
     


     
    読売新聞や、朝日新聞、週刊文春は、各選手の過去のインタビューを紹介し、指先に大きな負荷がかかるクライミングの練習により「スマホの指紋認証が使えなくなった」とのコメントを紹介しています。
     
    スポーツクライミングでは、指にわずかにかかる程度の小さなホールドを保持し、体重を支えながら課題をクリアしていくため、練習を重ねる中で指先の皮が剥けてしまうことがあります。
     
    野口選手や楢崎選手が所属するauは公式Twitterアカウントで、藤井選手の手の平を掲載し、指先が剥けて再生することを繰り返すうちに、指紋が無くなると説明しています。
     


     
    筆者のような素人でも、ボルダリングを遊びでやっただけで指先が少しツルツルになりました。
     
    楢崎選手は朝日新聞の取材に対して、練習直後に指紋認証が使えなくなってしまうことを朗らかに語っており、クライマーにとっては勲章と言えるのかもしれません。
     
    数年以内にiPhone SE等にもFace IDが搭載されると予測されており、クライマーの人たちにとっては必須の機能と言えそうです。
     
     
    Source:読売新聞, 朝日新聞, 週刊文春
    Photo:Efrén / flickr
    (seng)

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