Apple Watch開発を率いた技術担当役員、電気自動車の開発担当に異動か

    WWDC21 ケビン・リンチ氏

    WWDC21 ケビン・リンチ氏
     
    Appleで、Apple Watchの開発を率いてきたテクノロジー担当副社長のケビン・リンチ氏が、電気自動車開発を担当することになったと報じられています。

    Apple Watch担当から自動車開発へ

    Insiderは現地時間7月17日、Appleが開発に取り組んでいると噂される電気自動車開発プロジェクトに、ケビン・リンチ氏が加わったと報じています。
     
    報道によると、リンチ氏の担当業務の詳細や、現在の業務内容への影響は不明とのことです。
     
    Appleのヘルスケア事業は、最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏が担当していますが、リンチ氏はヘルスケア事業から外れる模様です。リンチ氏が担当していた業務は、ヘルスケア関連ソフトウェア技術部門の責任者であるエバン・ドール氏が引き継ぐ、とInsiderは伝えています。

    Apple Watch開発の中心人物、メディアにも多く登場

    ケビン・リンチ氏は、テクノロジー担当副社長として、Apple Watchとヘルスケア機能の開発を中心になって率いてきた人物です。
     
    Appleの発表イベントや各メディアのインタビューにもたびたび登場しているリンチ氏は、最近もApple Watchの今後の展望について語ったほか、Apple WatchやiPhoneが身分証明書になる仕組みについて解説しています。

    何度かの方針変更を経た自動車プロジェクト

    Appleの電気自動車プロジェクト「Project Titan」は、Googleから移籍した、機械学習および人工知能戦略担当の上級副社長であるジョン・ジャナンドレア氏が率いているとみられます。
     
    数年前から噂されている同プロジェクトについては、何度かの方針変更が行われており、現在は既存の自動車メーカーと提携して自社ブランドの自動運転車を開発していると伝えられています。
     
    6月には、自動車開発プロジェクトの中心人物が2021年に入って複数退職しているほか、BMWで電気自動車i3やi8の開発を率いた経験を持つウーリッヒ・クランツ氏がAppleの自動車開発チームに加わった、とBloombergが報じています。
     
     
    Source:Insider via 9to5Mac
    (hato)

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