MagSafeバッテリーパックがFCC通過〜AirPodsケースも充電可能

Apple MagSafeバッテリーパック

Apple MagSafeバッテリーパック
 
Appleが発売したMagSafeバッテリーパックが、米連邦通信委員会(FCC)の認証を取得しました。iPhone12以外のiPhoneや、AirPodsへのワイヤレス充電に対応するとの記載があります。

発表と同日にFCCの認証を取得

Appleが現地時間7月13日に発売を開始したMagSafeバッテリーパックが、同日、アメリカの通信規制当局であるFCCの認証を取得し、市販の準備が整いました。
 
MagSafeバッテリーパックは、iPhone12シリーズの背面に磁力で固定して、単体なら5W、電源に接続した状態なら出力15Wでワイヤレス充電ができます。
 
また、電源に接続されたiPhone12から、MagSafeバッテリーパックへの給電も可能で、以前から噂のあった双方向ワイヤレス充電に対応しています。

旧型iPhoneやAirPodsのケースも充電可能

Appleが2021年4月29日付でFCCに提出した書類には、MagSafeバッテリーパック(モデル番号:A2384)のワイヤレス充電出力は、旧モデルのiPhoneに充電する際は5W、AirPodsのワイヤレス充電ケースを充電する際は1Wと記載されています。
 
iPhone12シリーズ以外への充電時の出力は、MagSafeバッテリーパック単体でも電源に接続していても変化はないようです。
 
ワイヤレス充電時の電磁波の周波数は、iPhone12シリーズが360kHz、旧モデルiPhoneやAirPodsは127.7kHzとのことです
 
Apple MagSafeバッテリーパック FCC
 

装着位置が3ミリずれると出力低下

装着位置のずれが、正しい位置から2ミリメートルまでなら、出力15W(電源接続時)か5W(単体)で充電できるものの、ずれが3ミリになると、出力がそれぞれ7.5W、3.5Wに落ちるとの記載もあります。
 
Apple MagSafeバッテリーパック FCC
 
なお、AppleがFCCに提出した電磁波のシミュレーションは、96コアCPU、4TBのRAMを持つコンピュータで12時間かけて計算されたそうです。
 
 
Source:FCC ID.io via AAPL.ch
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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