東京都の女性、「ながらスマホ」で踏切内に留まり、電車にひかれ死亡

    歩きスマホをする人

    歩きスマホをする人
     
    日本テレビは7月14日、東京都板橋区で31歳女性が電車にひかれ死亡した事故について「ながらスマホ」が原因だった可能性があると報じました。

    電車にひかれて死亡

    日本テレビによると、7月8日に東京都板橋区の東部練馬駅近くの踏切で、近くに住む31歳の女性が電車にひかれて死亡しました。
     
    警察の調べによると、亡くなった女性は事故当時、スマホを操作しながら歩いて踏切内に進入し、踏切「内」で遮断機が下りた際に、そのまま立ち止まっていました。
     
    警察は、亡くなった女性がスマートフォンの操作に集中し、踏切の外にいると勘違いして線路内に留まっていた可能性があるとして、調査を進めています。
     
    なおTBSによると、事故現場の踏切近くにいた人も自身のスマートフォンを注視しており、線路内の女性に声をかける人はいなかった模様です。

    ながらスマホは危険

    自動車の運転中や歩行中にスマートフォンを操作する「ながらスマホ」は大変危険で、2019年12月には運転中のながらスマホに対する罰則が強化されています。
     
    また2020年7月には、神奈川県大和市が公共の場を歩く際の、ながらスマホを禁じる条例を全国で初めて施行しました。
     
    さらに鉄道事業者や大手キャリア等は、駅施設内等における、ながらスマホによる事故を防止するための啓発活動を例年10月に実施しています。
     
    歩きながらスマートフォンを操作する行為が、周囲への注意力を大きく低下させるとの実験結果も発表されています。
     
    東京消防庁は、ながらスマホに起因する救急搬送が多数発生しているとして、立ち止まって安全な場所で使用するよう呼びかけています。
     
     
    Source:日本テレビ, TBS, 東京消防庁
    Photo:photo AC-RRice
    (seng)

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