2021年7月6日14:13公開

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中国ASRが5Gベースバンドプロセッサの量産化を実現~Appleも含めた競争に?

Qualcommと5Gの画像


 
ベースバンドプロセッサは、スマートフォン本体からの通信を電波に乗せる信号へ変換する重要なパーツです。なかでも、普及が進む5G通信向けのベースバンドプロセッサ市場は近年大きく成長しています。そんな5G通信対応のベースバンドプロセッサ市場に中国の半導体設計会社のASRが参入することがわかりました。早ければ年末にも量産を開始するようです。

5Gベースバンドプロセッサに参入する中国ASR

ASRはMarvellのベースバンドIPやその製造ラインの一部、そしてベースバンドプロセッサ研究開発チームを買収した中国メーカーです。
 
すでに2Gから4G通信向けのベースバンドプロセッサをこれまでに数千万個出荷しており、さらに5G通信用のベースバンドプロセッサを早ければ2021年末に量産する予定だとのことです。

Appleを含めた競争に?

5G通信向けベースバンドプロセッサ市場は、2021年第1四半期には前年同期比で3倍に成長しています。
 
メーカー別ではQualcommが数量ベースで70%のシェアを持っており、独占状態です。
 
しかしながら、2023年のiPhoneにはApple独自のベースバンドモデムチップが搭載されるという情報もあり、この市場は今後熾烈な競争になる可能性があります。

 
 
Source:經濟日報 , EMSOne
(ハウザー)

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iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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