ワイヤレス充電可能なスマホ、2021年末までに10億台突破~アジア太平洋地域で普及

    ワイヤレス充電を行うiPhone12

    ワイヤレス充電を行うiPhone12
     
    コネクターを接続することなく近づけるだけで充電ができる、ワイヤレス充電が可能なスマートフォンは世界中で広がりを見せています。そのインストールベースの台数(実際に使われている台数)は2021年末までに10億台を突破するとみられます。特にアジア太平洋地域での普及が進んでいるとのことです。

    10億台を突破する見込みのワイヤレス充電対応スマートフォン

    Strategy Analyticsによると、ワイヤレス充電可能なスマートフォンのインストールベースの台数は、2021年末までに10億台を突破する見込みとのことです。
     
    Samsung、Xiaomi、OPPOなどのスマートフォンベンダーや、Infineon、MediaTek、Qualcommといった半導体メーカーが、これまで以上に高速にバッテリーを充電できるソリューションを提供し、ワイヤレス充電の普及を促進しています。
     
    iPhoneもiPhone8シリーズ以降でワイヤレス充電に対応し、iPhone12シリーズではMagSafeと呼ばれる機構を導入しました。
     
    ワイヤレス充電対応のスマートフォンの普及は今後さらに進み、2026年には22億台に達するとみられます。

    アジア太平洋地域で普及が進むワイヤレス充電

    ワイヤレス充電対応スマートフォンの、地域別インストールベース台数シェアについては、アジア太平洋地域が49%ともっとも割合が高くなっています
     
    ワイヤレス充電対応スマートフォンの地域別インストールベース台数シェアの画像
     
    ワイヤレス充電はスマートフォンのコストを増加させますが、中国、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどのアジア太平洋地域では、中間層が急速に成長しており、ワイヤレス充電対応のスマートフォンを購入できる人口の割合が増えているとのことです。
     
    一方、北米は21%、西欧は16%にとどまっています。
     
    アジア太平洋地域のワイヤレス充電対応スマートフォンのインストールベースの台数シェアは、今後も拡大していくことが見込まれています。

     
     
    Source:Strategy Analytics
    (ハウザー)

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