SamsungがAppleからスマートフォン販売シェアを奪い返す~韓国スマホ市場

韓国のApple Storeの画像

韓国のApple Storeの画像
 
2020年第4四半期(10月~12月)はAppleのiPhone12シリーズが好調で、Samsungのおひざ元である韓国でもAppleがスマートフォン販売シェアを奪い躍進しました。しかしながら、2021年第1四半期(1月~3月)はSamsungがシェアを奪い返したようです。

9%ポイントの伸びを見せたSamsungのシェア

Samsungは長年にわたり、自国である韓国において、市場シェア60%を保ってきました。
 
しかしながら、AppleのiPhone12シリーズの発売により、2020年第4四半期にSamsungのシェアは60%を切り、58%に低下しています。
 
これに対してSamsungは、Galaxy S21シリーズを通常よりも早くかつ競争力のある価格で発売し、地元の通信業者とさまざまなプロモーション活動を行ったことで、2021年第1四半期には67%とシェアを奪還しました。
 
一方Appleは、2020年第4四半期に31%あったシェアを2021年第1四半期に22%まで落としています。

LGのシェアの奪い合いをするSamsungとApple

今年4月にスマートフォン市場からの撤退を発表したLGのシェアは低下したものの、依然として10%残っています。
 
この残ったLGのシェアを奪うことを目的に、SamsungAppleはどちらも5月からLG製スマートフォンの下取りプログラムを開始しました。
 
韓国におけるSamsungとAppleの戦いはまだまだ続きそうです。

 
 
Source:ZDNet via 9to5Mac
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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